「黒いボディが白っぽく見える」
「洗車をしても、以前のような艶が戻らない」
「洗車傷や雨染みが増えて、車が古く見えるようになった」
黒い車に乗っている方の中には、このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、埼玉県越谷市のお客様よりお預かりした、2020年式のトヨタ・ヴェルファイアハイブリッドです。
ボディカラーは、深みのある黒が魅力の「202ブラック」。
しかし、屋外保管や洗車機の使用によって、ボディ全体に洗車傷や雨染みが蓄積しており、本来の黒さや艶が分かりにくい状態になっていました。
そこで今回は、細部洗浄と3工程の研磨を行ったうえで、ボディ、ウィンドウ、ホイール、未塗装樹脂部分まで施工するフルコーティングコースをご依頼いただきました。
単にコーティング剤を塗るだけではなく、塗装面の状態を見極めながら下地を整え、202ブラック本来の漆黒の艶を引き出していきます。
今回施工したヴェルファイアハイブリッドの概要
今回の施工内容は以下のとおりです。
車両情報
車種:トヨタ ヴェルファイアハイブリッド
年式:2020年式
ボディカラー:202ブラック
お客様のエリア:埼玉県越谷市
施工期間:10日間
施工内容
- セラミックコーティング
- ウィンドウコーティング
- ホイールコーティング
- 未塗装樹脂コーティング
- 細部洗浄
- ボディ3工程研磨
ボディだけでなく、窓ガラスやホイール、未塗装樹脂部分まで施工することで、車全体の質感を整えています。
202ブラックのヴェルファイアが白っぽく見えていた原因

施工前のヴェルファイアは、屋外で保管されており、普段のお手入れではガソリンスタンドの洗車機を利用されていたそうです。
車をきれいに保つために洗車をしていても、洗車機のブラシやボディに残った砂ぼこりなどによって、少しずつ細かな傷が増えてしまうことがあります。
特に202ブラックのような濃色車は、塗装面に細かな傷が増えると光が乱反射し、本来の黒さが失われたように見えやすくなります。
今回のお車にも、ボディ全体に細かな洗車傷が多数付いていました。
さらに、屋外保管による雨染みや細部に入り込んだ汚れも蓄積しており、黒いボディが全体的に白っぽく曇って見える状態でした。
お客様からも、
「全体的に白っぽく、艶がないため、車が古く見えてしまう」
というご相談をいただいていました。
黒い車はコーティングを塗るだけではきれいにならない?

洗車傷や雨染みが目立つ車にコーティングを施工する場合、コーティング剤を塗るだけでは十分な仕上がりにならないことがあります。
コーティングは、現在の塗装面を保護し、艶や滑り性を与えるためのものです。
そのため、塗装面に傷やくすみ、頑固な雨染みが残ったまま施工すると、それらのダメージもコーティング被膜の下に残ってしまいます。
黒い車を美しく仕上げるために重要なのは、コーティング剤の種類だけではありません。
洗浄や研磨によって、施工前の塗装面をどこまで整えられるかが、仕上がりを大きく左右します。
今回のヴェルファイアでは、コーティング前の細部洗浄と3工程研磨に特に時間をかけました。
細部に蓄積した雨染みや汚れを徹底洗浄




まずは、ボディ表面だけでなく、通常の洗車では汚れが残りやすい細かな部分まで状態を確認します。
今回のお車は、パネルの隙間やエンブレム周辺などに雨染みや汚れが蓄積していました。
ボディだけをきれいに磨いても、細部に汚れが残っていると、車全体を見たときに古さや使用感が残ってしまいます。
そこで、汚れの種類や付着状態を確認しながら、細かな部分まで徹底的に洗浄しました。
フロントグリルやエンブレム周辺など、ヴェルファイアは細かな形状のパーツが多いため、それぞれの箇所に合わせて慎重に作業を進めます。
細部の黒さや清潔感が戻ることで、ボディ全体が引き締まって見えるようになります。
3工程研磨で202ブラック本来の色と艶を引きだす



細部洗浄を終えた後は、ボディの研磨作業に入ります。
今回のヴェルファイアは、洗車傷や塗装の曇りがボディ全体に広がっていたため、3工程の研磨を行いました。
研磨は、ただ強く磨けばよいという作業ではありません。
傷の深さや塗装の状態、パネルの形状を確認しながら、研磨剤や機材を使い分ける必要があります。
必要以上に塗装を削ることなく、除去できる傷と残すべき傷を見極めながら、塗装面を少しずつ整えていきました。
1工程目:目立つ洗車傷や塗装の曇りを整える
最初の工程では、ボディ全体に付いていた洗車傷や、白っぽく見える原因となっていた塗装面の曇りを整えます。
専用照明で傷の状態を確認しながら、パネルごとに研磨を進めました。
2工程目:研磨跡を整えながら艶を高める
1工程目で傷を整えた後は、より細かな研磨を行います。
傷を除去する工程だけで終えると、研磨による細かな跡や塗装面の粗さが残る場合があります。
2工程目では、塗装表面を滑らかに整えながら、202ブラック特有の深い黒さを引き出していきます。
3工程目:コーティング前の塗装面を仕上げる
最後の工程では、さらに細かな研磨剤を使用して塗装面を仕上げます。
ボディ表面を滑らかに整えることで、光の映り込みが鮮明になり、黒い塗装ならではの鏡面のような艶が現れます。
この下地処理を丁寧に行うことで、セラミックコーティング施工後の光沢感も、より美しく見えるようになります。
すべての傷や雨染みを研磨で消せるわけではありません
今回の施工では、洗車傷や塗装のくすみを大幅に改善できましたが、すべてのダメージを完全に除去したわけではありません。
雨染みの中には、塗装表面に付着しているだけではなく、クリア層にまで陥没しているものがあります。
また、爪が引っかかるような深い傷についても、完全に消そうとすると塗装を必要以上に削ることになります。
ファーストラインでは、見た目だけを優先して無理に研磨するのではなく、今後も安心して乗り続けられるよう、塗装への負担を考えながら作業を行っています。
除去できる傷、薄くできる傷、研磨では残る傷を見極め、塗装の状態に適した仕上がりを目指すことが重要です。
「研磨をすれば、どのような傷でも完全に消える」というわけではありません。
だからこそ、施工前に車両の状態を確認し、どこまで改善できるかをご説明したうえで、適切な施工内容をご提案しています。
FEYNLABのセラミックコーティングを施工


研磨によって塗装面を整えた後は、FEYNLABの「CERAMIC by PAUL DALTON」を施工しました。
今回このセラミックコーティングを選んだ理由は、施工性、艶感、スリック性などのバランスに優れているためです。
スリック性とは、ボディ表面の滑りのよさを表します。
表面が滑らかになることで、洗車時のクロスの引っかかりを抑えやすくなり、日頃のお手入れもしやすくなります。
また、深い光沢感に加え、耐紫外線性や耐薬品性にも優れており、適切な洗車と定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって塗装面を保護します。
今回は、202ブラック本来の深い黒さと艶を生かしながら、美しい状態を維持しやすくすることを目的として施工しました。
ウィンドウコーティングでガラス全面の雨染みも除去

施工前は、ボディだけでなく、窓ガラス全面にも雨染みが付着していました。
ボディがきれいになっても、ガラスに雨染みやくすみが残っていると、車全体がぼんやりとした印象になってしまいます。
そこで、ガラス面に付着していた雨染みを除去したうえで、ウィンドウコーティングを施工しました。
ガラス本来の透明感が戻ったことで、ボディとの境界もはっきりとし、車全体がより引き締まった印象になっています。
ウィンドウコーティングには、雨天時の水切れをよくし、視界を確保しやすくする効果も期待できます。
見た目だけでなく、雨の日の運転をサポートするためにもおすすめの施工です。
ホイールと未塗装樹脂部分もコーティング

今回は、ホイールコーティングと未塗装樹脂コーティングもあわせて施工しました。
ヴェルファイアのようにボディサイズが大きく、フロントグリルや樹脂パーツの存在感がある車は、ボディ以外の部分の状態も全体の印象を大きく左右します。
ホイールに汚れが付着していたり、未塗装樹脂部分が白っぽくなっていたりすると、ボディだけをきれいにしても統一感が出ません。
ボディ、ガラス、ホイール、未塗装樹脂部分をまとめて整えることで、部分的なきれいさではなく、車全体として完成度の高い仕上がりを目指しました。
施工後は白っぽい黒から「漆黒の202ブラック」へ

3工程研磨とフルコーティング施工を終えたことで、施工前に目立っていた塗装のくすみや曇りがなくなり、202ブラック本来の深い黒さが戻りました。
細かな洗車傷による光の乱反射が抑えられ、ボディへの映り込みも鮮明になっています。
完全に除去できない深い傷や、クリア層に陥没していた雨染みは一部残っていますが、車全体の印象は大きく変化しました。
また、ボディの艶だけでなく、細部の汚れやガラス全面の雨染みも除去したことで、車全体が引き締まって見えるようになりました。
黒い車は傷や汚れが目立ちやすい一方、下地を丁寧に整えることで、ほかのボディカラーにはない深い艶や高級感を楽しめます。
お客様から「うわっ、凄っ!」と驚きの声

施工後、お車を引き取りに来られたお客様が最初に発せられた言葉は、
「うわっ、凄っ!」
という驚きの一言でした。
その後も、
「なかなかひどい状態だったので、正直、ある程度きれいになるくらいにしか思っていませんでした」
「ここまできれいになるとは思っていませんでした。めちゃくちゃ黒光りしていてびっくりです!」
とうれしいご感想をいただきました。
お客様は、何度もヴェルファイアの周囲を歩きながら、ボディの艶や映り込みをご覧になっていました。
今回のお客様は、以前、メルセデス・ベンツ G450d AMGラインのセラミックコーティングをご依頼いただいた方です。
前回の仕上がりにご満足いただき、
「もう一台所有している車もコーティングしてほしい」
と、今回のヴェルファイアもお任せいただきました。
大切なお車を再びお任せいただけたことを、大変うれしく思います。
202ブラックをきれいに維持するための洗車方法
202ブラックは、美しく仕上がったときの艶や深みが魅力的な一方、洗車傷や雨染みが目立ちやすい繊細なカラーでもあります。
今回の施工後には、少しでも長くきれいな状態を維持していただけるよう、日頃の洗車方法についてもお伝えしました。
洗車機の使用をできるだけ避ける
すべての洗車機で必ず傷が付くわけではありませんが、黒いボディは細かな傷でも目立ちやすいため、可能な限り手洗い洗車がおすすめです。
特に、ブラシに砂や汚れが残った状態では、ボディ表面に細かな傷が付く可能性があります。
砂やほこりを十分な水で流してから洗う
ボディに砂やほこりが残ったままスポンジでこすると、それらを引きずって傷を付ける原因になります。
洗車前には、ボディ全体へたっぷりと水をかけ、付着している汚れをできる限り流しておくことが大切です。
水滴を放置しない
洗車後の水滴をそのまま乾燥させると、水道水に含まれる成分がボディに残り、雨染みのような跡になる場合があります。
洗車後は、柔らかく清潔なクロスを使用し、水滴を残さないよう丁寧に拭き上げましょう。
汚れを長期間放置しない
鳥のふんや虫の付着、樹液などは、塗装やコーティング被膜へ負担をかけることがあります。
発見した場合は長期間放置せず、できるだけ早く洗い流すことをおすすめします。
定期的にコーティングの状態を確認する
セラミックコーティングを施工しても、洗車をしなくてよいわけではありません。
保管環境や走行状況によって、ボディには少しずつ汚れや雨染みが付着します。
定期的な洗車やメンテナンスを行うことで、コーティングの性能と美しい状態をより長く維持しやすくなります。
ヴェルファイアのコーティングは下地処理が重要です

ヴェルファイアはボディサイズが大きく、塗装面積も広いため、ボディ全体を均一に美しく仕上げるには技術と時間が必要です。
特に202ブラックの場合、洗車傷や研磨跡が目立ちやすく、研磨作業の品質が仕上がりにそのまま表れます。
どれほど高性能なコーティング剤を使用しても、施工前の塗装面が整っていなければ、本来の艶や美しさを十分に引き出すことはできません。
カーコーティングを検討するときは、コーティング剤の商品名や価格だけでなく、次のような点も確認することが大切です。
- 施工前に車両の状態を確認してくれるか
- 洗車傷や雨染みに合わせた下地処理を行っているか
- 研磨工程について説明してくれるか
- 塗装の状態に合わせて施工内容を提案してくれるか
- 施工後の洗車方法やメンテナンスについて相談できるか
ファーストラインでは、お車の状態や保管環境、普段のお手入れ方法、ご希望の仕上がりを確認したうえで、必要な施工をご提案しています。

黒い車の洗車傷や雨染みでお悩みの方へ
「洗車をしても艶が戻らない」
「黒い車が白っぽく見えるようになった」
「洗車傷や雨染みが増えてきた」
「新車のような深い艶をもう一度取り戻したい」
このようなお悩みがある場合、コーティング剤を塗り重ねる前に、現在の塗装状態を確認することが大切です。
傷や雨染みの状態によっては、洗浄や研磨によって見た目を大きく改善できる可能性があります。
一方で、深い傷やクリア層に陥没した雨染みなど、研磨だけでは完全に除去できないダメージもあります。
ファーストラインでは、実際のお車を確認したうえで、施工によって改善できる範囲や、塗装に負担をかけない適切な方法をご案内します。
ヴェルファイアをはじめ、アルファードなどの大型ミニバン、黒い車、経年車のコーティングや研磨についても、お気軽にご相談ください。
愛車の状態に合わせた細部洗浄と研磨、コーティングによって、もう一度眺めたくなる美しい一台へ仕上げます。
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