「黒い車は、きれいな状態を維持するのが難しい」
そう感じている方は多いのではないでしょうか。
黒いボディは、深い艶や高級感が魅力である一方、洗車傷や雨染み、小傷、塗装のくすみなどが目立ちやすいカラーでもあります。
今回ファーストラインへご依頼いただいたのは、東京都港区のお客様が所有されている2025年式 メルセデス・ベンツ CLE200カブリオレ スポーツです。
年式としては比較的新しい車両でしたが、ディテーリング専用の照明下で状態を確認すると、ボディにはシミや洗車傷、小傷が多く見られ、黒本来の艶も少し失われていました。
そこで今回は、ボディの3工程研磨とセラミックコーティングだけでなく、
・ウィンドウコーティング
・ホイールコーティング
・未塗装樹脂コーティング
・レザーシートコーティング
・幌コーティング
・各部プロテクションフィルム施工
まで行い、CLE200をトータルで仕上げました。
この記事では実際の施工事例を通して、黒い車のコーティングでなぜ下地処理が重要なのか、そしてコーティング専門店を選ぶ際に確認したいポイントについても詳しくご紹介します。
今回施工したメルセデス・ベンツ CLE200カブリオレ

今回の車両情報と施工内容はこちらです。
車種: メルセデス・ベンツ CLE200カブリオレ スポーツ
年式: 2025年式
施工地域: 東京都港区
施工期間: 7日間
施工内容:
・3工程研磨
・セラミックコーティング
・トップコート
・ウィンドウコーティング
・ホイールコーティング
・未塗装樹脂コーティング
・レザーシートコーティング
・幌コーティング
・各部プロテクションフィルム施工
ボディだけをきれいにするのではなく、長く乗ることを前提として、車全体を保護する内容で施工しました。
外ではきれいに見えても、専用照明で見ると状態は変わる
施工前のCLE200は、屋外で見ると比較的きれいな状態に見えました。


年式も新しいため、
「まだコーティングや研磨は必要ないのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、ボディ表面の油分や汚れを除去し、施工ブースのディテーリング専用照明を当てて確認すると、状態は大きく違って見えます。
ボディには、
・シミ
・洗車傷
・細かな小傷
・塗装表面のくすみ
がかなり確認できる状態でした。
黒いボディは特に、こうした細かな傷によって光が乱反射すると、本来の深い黒さや艶が失われて見えてしまいます。
黒い車のコーティングは「塗る前」が重要

カーコーティングというと、使用するコーティング剤ばかりに注目されがちです。
もちろんコーティング剤の性能も重要です。
しかし、黒い車を美しく仕上げるために、それ以上に重要なのがコーティング前の下地処理です。
塗装表面に洗車傷やくすみが残ったままコーティングをしても、それらが消えるわけではありません。
そのためファーストラインでは、コーティング剤を施工する前に塗装状態を確認し、必要な研磨を行います。
今回のCLE200では、お客様から、
「長く乗りたいので、お任せするのでピカピカにしてほしい」
とご依頼いただきました。
そこで、黒本来の艶をできる限り引き出すため、3工程の研磨を行いました。
3工程研磨で黒本来の深い艶を取り戻す

今回のように洗車傷やシミ、塗装の曇りが多い場合、一度の研磨だけでは十分な仕上がりにならないことがあります。
そのため、状態に合わせて段階的に研磨を行いました。
1工程目:洗車傷や目立つダメージを整える
最初の工程では、ボディ全体に広がっていた洗車傷や比較的目立つ傷を整えていきます。
パネルごとに塗装状態を確認しながら、必要以上に塗装へ負担をかけないよう研磨を進めます。
2工程目:研磨跡を整えながら艶を引き出す
1工程目で傷を整えた後は、より細かな研磨を行います。
傷を取るだけで終わるのではなく、塗装表面を滑らかに整えることで、黒特有の深い艶を引き出します。
3工程目:コーティング前の最終仕上げ
最後の工程では、コーティングを施工するための塗装面を細かく整えます。
この工程まで丁寧に行うことで、照明の映り込みがより鮮明になり、黒いボディならではの鏡面感が生まれます。
セラミックコーティング+トップコートの2層施工

下地処理が完了した後は、セラミックコーティングを施工しました。
今回使用したのは、ウルトラコートのマグナイトです。
お客様のお車は室内保管だったため、必要以上に高価格帯のコーティングをおすすめするのではなく、保管環境や使用頻度を確認したうえで選定しました。
室内保管であっても、毎日のように使用すれば道路の汚れやほこりは付着します。
そこで今回は、防汚性や強撥水性、高耐久性、耐薬品性などのバランスを考え、マグナイトをご提案しました。
さらにトップコートを重ね、2層構造で施工しています。
施工後は、コーティング前と比較して艶と光沢が大きく向上し、新車時に近い美しい黒の質感へ仕上がりました。
コーティングは「高い商品ほどいい」とは限らない

カーコーティングを検討すると、
「一番高いコーティングが一番いいのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
大切なのは、
・保管環境
・車の使用頻度
・洗車頻度
・求める仕上がり
・メンテナンス方法
などに合ったものを選ぶことです。
今回のお客様は室内保管だったため、ファーストラインでは必要以上の上位コーティングではなく、使用環境とのバランスを考えたコーティングをご提案しました。
お客様の条件に合わせて施工内容を決めることも、専門店に相談するメリットのひとつです。
メッキモールは劣化する前にプロテクションフィルムで保護

今回の施工で特にこだわった部分のひとつが、メッキモールへのプロテクションフィルム施工です。
欧州車では、窓周りなどのメッキモールにシミや白濁などが発生し、見た目を損なうことがあります。
劣化してしまった後に元へ戻すよりも、きれいな状態のうちから保護するほうが理想的です。
そこで今回は、まだ劣化が進んでいない状態で各メッキモールへプロテクションフィルムを施工しました。
飛び石対策だけではなく、「劣化させたくない部分を先に守る」という目的でも、プロテクションフィルムは活用できます。
ヘッドライトなど劣化しやすい部分も事前に保護

ヘッドライトも、紫外線や飛び石などによるダメージを受けやすい部分です。
特に高級車では、ボディがきれいでもヘッドライトやモール類が劣化すると、車全体の印象が古く見えてしまいます。
そのため、状態が良いうちから保護することで、美しい外観を維持しやすくします。
ファーストラインでは、単純にボディだけを見るのではなく、数年後にどの部分が劣化しやすいかまで考えながら施工内容をご提案しています。

ホイールは取り外して裏側までクリーニング

今回のCLE200に装着されているホイールは、スポークが細かく入り組んだデザインです。
こうしたホイールは、装着したままでは裏側まで十分に洗浄することが難しい場合があります。
そこで今回は、ホイールを取り外してクリーニングしました。
普段は見えにくいホイール裏側には、ブレーキダストや道路上の汚れが蓄積します。
それらをしっかり除去したうえで、ホイールコーティングを施工。
見える部分だけではなく、細かなところまで仕上げることで、日頃のお手入れもしやすい状態を目指しました。
カブリオレならではの「幌」も専用コーティング

CLE200カブリオレの大きな特徴が、布製のソフトトップです。
ボディがどれほどきれいでも、幌が色あせたり汚れていたりすると、車全体の印象が大きく変わってしまいます。
そこで今回は、幌の状態を確認し、専用の溶剤を使ってクリーニングした後、幌コーティングを施工しました。
幌は一般的な塗装面とは素材が異なるため、ボディ用のコーティングをそのまま施工するわけにはいきません。
素材に合わせた専用施工を行い、汚れや水分の付着を抑えながら、生地の美しい状態を維持しやすくします。
カブリオレに長く乗るのであれば、ボディだけでなく幌のメンテナンスも非常に重要です。
細かなグリルは吹き付け施工でコーティング

CLE200のフロントグリルは、細かな形状が組み合わさったデザインになっています。
こうした部分を手塗りだけで施工しようとすると、細部まで均一にコーティング剤を行き渡らせることが難しい場合があります。
そこで今回は、エアーガンを使用して吹き付け施工を行いました。
形状に合わせて施工方法を変え、手作業では届きにくい部分までできるだけ均一にコーティングしていきます。
同じコーティング剤でも、どのように施工するかによって仕上がりは変わります。
これも専門店ならではのこだわりです。

レザーシートも専用コーティングで保護

外装だけでなく、レザーシートにもコーティングを行いました。
今回のシートは比較的きれいな状態でしたので、表面の汚れを軽く除去したうえで、レザーシート専用のコーティングを施工しています。
レザーシートは、
・衣類からの色移り
・汗や皮脂
・日焼け止め
・乗り降りによる摩擦
・汚れの蓄積
などによって少しずつダメージを受けます。
きれいな状態のうちから保護することで、内装の美観を維持しやすくなります。
特に今回のように長期間所有する予定の車では、外装だけでなく内装も早めに保護しておくことをおすすめします。

ボディだけではなく「一台丸ごと」で仕上げる

今回のCLE200では、
ボディ
ガラス
ホイール
未塗装樹脂
メッキモール
ヘッドライト
幌
レザーシート
まで、それぞれの素材に合わせて保護を行いました。
カーコーティングというと「ボディにコーティング剤を塗るサービス」と思われがちですが、ファーストラインでは車全体を見ながら施工内容を考えています。
せっかくボディだけがきれいになっても、ホイールや幌、モール類が劣化していれば、車全体としての美しさは十分に引き出せません。
細部までトータルで仕上げることで、CLE200本来の高級感がより際立つ仕上がりとなりました。
コーティング専門店選びは「施工環境」も確認してください

今回の記事でもうひとつお伝えしたいのが、コーティング専門店の選び方です。
「どのコーティング剤を扱っているか」
だけで施工店を選ぶ方も多いですが、実は施工環境も非常に重要です。
いくら高性能なコーティング剤を使用しても、塗装状態を正確に確認できなければ、十分な下地処理ができません。
施工店を検討するときは、
・室内施工できる環境があるか
・塗装状態を確認できる照明があるか
・温度・湿度を管理できるか
・研磨設備が整っているか
・コーティング前の下地処理をどこまで行うか
といった点も確認してみてください。
なぜ照明がコーティングの仕上がりに重要なのか

通常の屋外光や一般的な蛍光灯では、細かな洗車傷や塗装の曇りが見えにくいことがあります。
今回のCLE200も、屋外では十分きれいに見える状態でした。
しかし専用照明を当てると、洗車傷や小傷、シミがはっきりと確認できました。
見えていない傷は、研磨することもできません。
そのため、塗装の状態を正確に確認できる照明環境は、下地処理の品質を左右する重要な設備です。
ファーストラインでは、塗装状態を細かく確認できる照明を設置し、一台ずつ状態を確認しながら施工しています。
温度・湿度管理もコーティング施工では重要

コーティング剤は、施工時の温度や湿度によって硬化状態が変わることがあります。
そのためファーストラインでは、空調を完備した室内で施工を行っています。
今回も、研磨やコーティング施工だけでなく、硬化時間まで含めて7日間お預かりしました。
短時間で作業を終わらせることよりも、必要な工程と時間を確保し、しっかり仕上げることを優先しています。
常連のお客様から今回もお任せいただきました

今回のお客様は、以前からファーストラインをご利用いただいている常連のお客様です。
車の購入からコーティングまでお任せいただいており、今回のCLE200カブリオレ スポーツも、ファーストラインでご購入いただいた車両です。
施工後には、
「コーティング前の状態でもきれいだと思っていたけど、コーティングすると全然違いますね!」
さらに、
「毎回、細かな箇所までしっかり仕上げてもらえて、素晴らしい技術ですね!」
とうれしいお言葉をいただきました。
何度も大切なお車をお任せいただけることは、施工店として非常にありがたいことです。
今回も長く美しい状態でCLE200を楽しんでいただけるよう、細部まで時間をかけて仕上げました。

黒いベンツのコーティングを検討している方へ

黒いベンツは、きれいに仕上がったときの艶や映り込みが非常に美しい一方、洗車傷やシミも目立ちやすいカラーです。
そのため、
「どのコーティング剤を使用するか」
だけでなく、
施工前にどこまで塗装を整えてもらえるか
が重要になります。
「まだ年式が新しいから研磨は不要だろう」
「高いコーティング剤を選べばきれいになるだろう」
と考えるのではなく、まず現在の塗装状態を専門店で確認することをおすすめします。
ファーストラインでは、お車の状態や保管環境、使用頻度、ご予算などを確認したうえで、本当に必要な施工をご提案しています。
無理に高価格な商品をおすすめするのではなく、そのお車に合った施工方法を一緒に考えます。
ベンツのコーティング、黒い車の洗車傷、幌コーティング、レザーシート、プロテクションフィルムなどでお悩みの方は、お見積りだけでもお気軽にご相談ください。

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